「手織り機」収集が本来の目的でしたが、収集するにつれ、養蚕、製糸など織り糸の準備工程の民具類も集まり、蚕から織物の出来るまでの機器類を展示しています。
より良い織物づくりに目標を持ち続けた、昔人の努力の跡を消し去ることなく、「確かなもの創り」への指標として大切に保存しています
  蚕から繭になるまでに使用された、民具類を中心に紹介しております。

繭から糸を取り出し織物用の糸として完成するまでの機器類を紹介しております。
  製織機を中心に、必要な周辺機器を紹介しております。





所蔵 No.026

八丁撚糸機

織物が出来るまで糸 ネクタイ「成和株式会社」

江戸中期までは手回し撚糸機を使用していましたが、能率の良いものが求められていたとき、下総国(茨城県)結城群中村の岩瀬吉兵衛が、水車で有名だった京都山城国の淀村に住み、「八丁車の水車利用」を三年の研究の末、天明三年(1783)に発明したとされています。

江戸時代後期には京都にも伝わり明治初期まで水力、水車が使えないところでは手回しで使われていました。

数本の紐に見えますが、一本の紐を巡らせ、それぞれの管が同じ回転をするように工夫されています。



所蔵 No.048

濡れ男巻き

織物が出来るまで糸 ネクタイ「成和株式会社」

男巻き(経糸を巻き取ったもの)に糸を巻き取る際、糸が乱れないように薄く糊付けをしますが、固まってしまわないように巻き取る間隔を広く取り乾燥させながら、ゆっくり巻き取ります。




所蔵 No.089

ネクタイ織り機

織物が出来るまで織 ネクタイ「成和株式会社」

筬の中が扇状になっており、筬を上下させネクタイの幅に織り上げていきます。

一台の織機で一本づつ織り上げていき、一見ニットタイのように見える機物のネクタイが製作されていました。



所蔵 No.131

揚器

織物が出来るまで糸 ネクタイ「成和株式会社」

糸枠から同じ長さの糸を巻き取る器具。

取っ手をグルグル回すと一定回数で棒が金属をたたく、その作業を繰り返すことで同じ長さの糸をいくつも巻き取ることができます。

 

 

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